海外空港の無料Wi-Fiは安全?使用する際に気をつけるべき4つのこと

海外空港の無料Wi-Fiは安全?使用する際に気をつけるべき4つのこと

海外空港では、誰もが利用可能な「無料Wi-Fi」が提供されていることをご存じですか?どこでもインターネットにつながるのは安心できますし、こうした無料Wi-Fiは重宝しますよね。しかし、何も考えずに無料WiFi 接続をすると、スマホやパソコンが危険に晒されるかもしれません。今回は、海外空港の無料Wi-Fiを使用する際に気をつけるべき4つのことをご紹介します。

そもそも無料Wi-Fiとは?

無料Wi-Fiとは、不特定多数の人が「無料」で利用することが可能な「Wi-Fiアクセスポイント」のことです。主に「自治体」「飲食店」「宿泊施設」「空港」といった公共の場で提供されており、誰でも自由にWiFi 接続してインターネットを楽しむことができるようになっています。外出先で仕事をしているビジネスマンの方や、スマホの通信量を節約するために活用する方もいるなど、無料Wi-Fiは広く利用されています。

無料Wi-Fiに潜むリスクとは?

海外空港の無料Wi-Fiは安全じゃないの?と思う方もいるかもしれませんが、全くそんなことはありません。不特定多数の人が自由に利用できるということは、誰かに危害を加えようとする悪意のある者も利用していることになります。無料Wi-Fiはセキュリティが保証されておらず、不正アクセスやウイルスに感染させられるケースもあります。また、簡単に情報を盗めるため、ネットショッピングや金融機関などの個人情報が漏洩してしまう危険性もあるのです。

海外空港の無料WiFi 接続で気をつけるべき4つのこと

無料Wi-Fiの安全性を高めるために、気をつけるべきポイントを4つ解説していきます。

1.   Wi-Fiの自動接続機能はオフにする

海外空港の無料WiFiを使用する際、自動接続機能はオフにしておきましょう。なぜなら、接続先が正規のものを装った「ニセ無料Wi-Fi」の可能性があるからです。自動接続機能がオンになっていると、悪意のあるWi-Fiと気付かずに通信を行ってしまうため大変危険です。しかし、自動接続機能をオフにする場合は特定Wi-FiのSSID設定が必要なため、WiFi 接続そのものをオフにするのがおすすめです。

2.   暗号化されていない無料WiFiは使用しない

パスワードで暗号化されていない無料WiFi 接続は使用しないようにしましょう。理由は、保護されていない無料WiFiは攻撃者にハッキングされている可能性があるからです。実際に、海外空港では改ざんされた「ニセ無料WiFi」によって「情報漏洩」「ウイルス感染」といった被害が発生しています。そのため、海外空港の無料Wi-Fiが暗号化されていない場合、絶対に接続しないよう気をつけましょう。

3.   SSL化されていないWebサイトを閲覧しない

無料WiFi 接続をする場合、SSL化されていないWebサイトの閲覧は避けましょう。SSLとは、端末とWebサイト間の送受信を暗号化する通信方式で、仮に通信を傍受されたとしても内容を見ることができません。SSL化されているWebサイトは、「https」で始まるURL、またはアドレスバーの「鍵アイコン」で簡単に見分けることが可能です。海外空港で無料Wi-Fiを使用する場合は、SSL化されたWebサイトを閲覧して安全性を高めましょう。

4.   VPNを使用する

海外空港の無料WiFiに接続する場合は、VPNを利用することでセキュリティを高めることが可能です。VPNは「Virtual Private Network」の略で、専用回線を使って安全に通信を行えるという技術です。その仕組みは、第三者に見えない「トンネル」を仮想的に構築し、「暗号化」したデータを「カプセル化」によって包み隠してデータの送受信を行うというものです。海外空港に限らず不特定多数が利用できる無料Wi-Fiには、他人のスマホやパソコンを狙っている悪質な利用者も潜んでいます。しかしVPNを使って接続すると、どこで誰がどんな通信を行っているのかを特定することができません。海外空港の無料Wi-Fiを安心して使用するのであれば、「ExpressVPN」などの高品質なVPNを利用することが確実な安全対策と言えるでしょう。

最後に

海外空港の無料Wi-Fiは便利なサービスであることに変わりはありません。安全なWiFi 接続を心がけて、海外旅行でもインターネットを活用していきましょう。