2016年にカジノ法案=IR法案が可決されてから、日本のどこにカジノができるか話題になりました。その中でも横浜が有力候補地となっておりIR事業者が事務所を構え出しました。
横浜市民の8割が反対意見を持っていると言われています。そのニュースを見て、カジノが好きな私が考察してみました。
反対意見①治安が悪くなる
・カジノはほんの一部にしか過ぎない
そもそも日本にできるカジノはIRの中の一部ということです。IRとは、統合型リゾート施設の略であり、ショッピングモール、ホテル、レストラン、映画館、カジノなど様々なサービスが用意されている施設のことです。
IRに占めるカジノの割合は床延べ面積の3%以下にすると、国会内で意見が一致しています。つまり、カジノができると言いますが、今日本にあるショッシングモールのゲームセンターくらいの広さでしか運営されないイメージなのです。
この3%の割合で治安が悪くなると言い切れるのでしょうか。
・メインターゲットによると思う
IRでの狙いは3つあります。①日本の経済効果上昇②地域の活性化③雇用の増加です。
特に日本の経済効果上昇には外国のお金が日本に入ってくる必要があります。つまり、狙いはインバウンドです。
もし、日本人をターゲットにするのであれば、競馬や競艇のように国営ギャンブルとしてカジノを作ればいいはずです。
IRとしてカジノを作るのは、外国人がメインターゲットだからです。現状日本に来る外国人は富裕層が多いと言われています。チンピラのような人は増えないでしょう。
また、日本人にはカジノの出入りの制限をかけるいう法案になる可能性が高いとされています。マイナンバーの提示や、週3日までの入場規制など話が進んでいます。
治安は悪くならないし、よくもならない。
カジノができても変わらないと私は思います。
・カジノは床延べ面積3%以下の規模であること
・メインターゲットは外国人
・日本人の入場規制あり
これらから考察すれば現状維持が妥当だと思います。そもそも、新しいものができれば人は集まるのでいっときに治安が悪くなることはあるでしょう。それはカジノ関係なくです。話題が落ち着いて時間が経てば落ち着きます。
反対意見②商店街や個人商店が潰れる
カジノというよりIR全体での話です。国の方針では地域が活性化すると言われていますが、それは税収や経済的なマクロな視点での話でのことだと思います。正直、ミクロの部分での活性化はしないと思います。IRなどの一部では活性化し、これまで営まれていた商店街などの個人店は廃れていく。これが現実かなと。
これまでショッピングモールや大型のスーパーができることによって、一部の人には不利益な状況になってきました。共存し、お互いが活性化するためには課題が山積みでしょう。
反対意見③ギャンブル依存症が増える
依存症が増えないよう日本人への規制をかけると話が進んでいます。マイナンバーの提示必須、週3日、月10日までの入場規制と言われています。これは日本人がギャンブル依存症になりにくいよう対策しているからです。しかし、日本人の300万人がギャンブル依存症と言われています。人口でいえば2.5%ほどです。これを多いとみるか少ないとみるか。
そもそも、パチンコや国営ギャンブルがこれまでと変わらず、運営され続けるのであれば、カジノで増える依存症の人は微々たるものかと思っています。
他にこんな意見も
・景観が破壊される
・日本にカジノはいらない
イメージだけで議論するのはやめよう
「カジノ=ギャンブル=悪」と考えている人が多いと思います。
海外のカジノの多くでは、ドレスコードが必要で綺麗な格好をしていないと入ることができません。要するに汚い格好の人=身分の低い人や安定した所得がない人は入り口で締め出されることがほとんどです。
この事実を知っている人はどのくらいいるでしょうか。カジノのイメージではなく、カジノの実態を把握した上で議論した方がいいと思います。正直私はカジノに対して悪いイメージしか持っていなく、初めてカジノに行った時はすごく怖かったです。
しかし、現実は優雅な趣味の一つくらいの感覚だなと思います。ドレスコーとが必要だったり、スタッフのサービスの質など全てにおいていいものでした。圧倒的にパチ屋と違いましたね(笑)
海外に行くことがあればカジノに行ってみてはいかがでしょうか。イメージばかりで話てはいけません。実際に目で見て、体験することでイメージが事実になり有意義な意見になります。
わからないものや経験したことないものに恐怖を覚えるのは当たり前ですので。
IR推進法に関して以下の記事にまとめています。