ポーカーにおけるナッツとは?生かした戦術はある?名前の由来も調査

ポーカーにおけるナッツとは?生かした戦術はある?名前の由来も調査

カジノゲームの定番として世界中でプレイされているポーカーは、ここ数年日本人の活躍が目立ち国内でも徐々に人気が高まってきています。

Youtubeなどでポーカーコンテンツを見ていて「ナッツ○○」という単語が良く出てきますが、これはどのようなものかイマイチ理解できていない人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、ポーカーにおけるナッツとは何なのか、ナッツを活かした戦術や、気になる名前の由来をご紹介します。

ポーカーの「ナッツ」とは?

まずはポーカーのナッツとはどのようなものなのかを解説します。ここを理解していないと上手く戦術に組み込むことができないため覚えましょう。

ナッツは現状の最強ハンド

ポーカーにおける「ナッツ」とは別名「ロック」とも呼ばれ、今の状態で自分のハンドが最も強い状態である事を指します。現在ポーカーの主流としてプレイされているテキサスホールデムの場合、公開されているコミュニティカードと手札の2枚を照らし合わせて、想定されうる中でも最も強いという状況です。

そしてナッツは特定のカテゴリ内で用いられることもあり、想定しうる最強のフラッシュを「ナッツフラッシュ」、最強のストレートを「ナッツストレート」と呼びます。

しかし、ナッツはゲームの進行によって変化することもあり、今現在自分のハンドがナッツだとしても、次のラウンドではナッツでなくなる可能性もあります。

ナッツハンドの具体例とは

自分のハンドがナッツなのかどうかを判断するには、公開されているコミュニティカードと照らし合わせてハンドの状況を判断する必要があります。イメージしやすいように具体的な例をご紹介します。

最初に配られたハンドが「♡A・♡9」だとします。そして現在公開されているコミュニティカードが「♠4・♡2・♡3・♡J」という状況です。

この場合はAを含むフラッシュよりも強い役は無いため、自分のハンドがナッツであると判断することができます。

しかし、ハンドが「♣5・♣6」だった場合はストレートが完成していますが、自分よりも強いストレートを持っているプレイヤーがいる可能性があるためナッツハンドとは言えません。

ポーカーのナッツ 名前の由来は?

そんなナッツの名前の由来ですが諸説あるようで、中でも有力だとされている説では、西部開拓時代のアメリカでポーカーをプレイしていた労働者が、全財産を賭けた大勝負をする際に、万が一この勝負に負けたとしても逃げ出したりしないことを証明するために荷車のタイヤを留めていたナットを外してテーブルに置いたことに由来するというものです。

「ナッツ」と聞くとピーナッツなどのため物を想像する人が多いと思いますが、この説が事実であれば「ボルト」や「ナット」を意味している言葉ということになります。

ポーカーのナッツを活かした戦術とは?

ナッツハンドを持っているなら、アグレッシブにプレイすることにより他のプレイヤーからより多くのチップを獲得することができます。現状考えうる最強のハンドのため負ける心配がなく、積極的に自信をもってベットやレイズを打つことが可能です。

しかし、あまりにも大きなベットやレイズを繰り返すと、相手にナッツハンドを持っていることがばれてしまうため、適度なバランスを意識してプレイすることは忘れてはいけません。

また、実際にはナッツハンドを持っていない状況でも、相手にナッツハンドを持っていると思わせることによりフォールドをさせる「ナッツブラフ」というテクニックもあります。しかしナッツブラフを成功させるには適切なタイミングで適切なベッツサイズを選択しなければならず難易度は非常に高いプレイです。

まとめ

ポーカーで遊ぶ上でよく耳にする言葉の「ナッツ」ですが、特に初心者の人や始めたばかりの人の中では、言葉の意味は何となく知っているけどどのような状況なのかイマイチ分からないという人も少なくないのではないでしょうか。

現状考えうる最強のハンドを指すナッツは、しっかりと理解をしていれば有利にゲームを進めることができ、より多くのチップを相手から引き出すことも可能です。そのためどのような状況がナッツと呼べるのかを冷静に判断できるようにしておきましょう。