海外旅行でクレジットカードがないとダメな理由

海外旅行に初めて行く友人に「クレジットカード用意した?」って聞くと、「ないけど必要なくね」「持ってるけどわざわざなんで聞くの?」って答えが返ってきます。現金を換金すれば買い物や食事はできるかもしれませんが、中にはクレジットカードがないと不便になる場面があります。海外でクレジットカードを持つべき理由をまとめました。

手数料や手間の面から考える

現金を換金するときに手数料がかかる

現地のお金に換金する時は換金所に行って日本円から現地のお金に変えてもらいます。知ってる人は多いかもしれませんが、実は空港の換金所と街中の換金所ではレートが大きく違います。空港はアクセスや利便性を考慮して、手数料を多く取るよう設定してありレートが低く表示されています。

そのため、手数料が安い換金所を探すのにも時間と手間がかかるため旅に慣れていない人はお勧めしません。数千円の換金ならまだしも、数万円となると一回の食事分損してしまうかもしません。レストランやホテルの支払いなど大きな金額を使う場合はクレジットカードの方が手数料分お得です。

ホテル予約が楽

海外のホテルは現地で探すよりもネット上で事前予約した方が安心です。また、現地で支払うよりもクレジットカードで事前に決済していた方がスムーズにチェックインできますし、ホテルによってはクレジットカードのみの決済でキャッシュレス化が進んでいるところもあるので注意です。

保証の面から考える

ホテルのデポジット

事前にホテルの決済を済ませていても、現地でデポジットを支払わなくてはいけません。デポジットは、破損や万が一のトラブルのときのためにホテル側に預けるお金で何も問題がなければチェックアウト時に返却されます。安いホテルなら現金で足りますが、高級ホテルや長期滞在になると、数万円をデポジットしなければいけないこともあるためクレジットカードが必要になります。せっかく現金を多く換金してもデポジットで使えないお金になってしまったら意味がありません。

身分を保証する一面もある

犯罪や窃盗防止のため現金をおかずキャッシュレスに対応しているお店も増えてきました。「クレジットカードを保有している=金融機関の審査に通過したため支払い能力のある安全な人」と認識されるため、直接的な身分証にはなりませんが、相手側に安心してもらえる身分であることを証明することができます。

盗難リスクが減る

盗難されるパターンで多いのが、買い物で現金を多く出しているところを目撃され、その後隙があったときに盗られるパターンです。海外では不用意にお金があることを晒してはいけません。意図してなくともその手のプロはどこからみているかわかりません。クレジットカードであれば、カード一枚のため狙われるリスクが減ります。しかも、万が一カードが盗難されてもクレジットカード会社によってはその後の不正利用を補償してくれるため安心です。

クレジットカードのお得なサービス

クレジットカードのほとんどに海外旅行保険がついてくる

海外旅行保険とは、海外で金品の盗難や、事故で怪我した時などに保障してくれるサービスのことです。クレジットカードにはそれがついていることがほとんどであり、人によっては保険に加入する必要がない人もいます。クレジットカードの年会費が無料であれば、実質保険も無料で加入していることになるのでお得です。しかし、最低限の補償なのでどんな保障がついてくるか事前に確認しましょう。

サポートデスクが充実

盗難やトラブルに巻き込まれた時、言葉が通じない現地の警察に行ってもすぐ対応してくれるとは限りません。クレジットカードを持っていれば、トラブルにあった際に日本人スタッフが日本語でどう対処したら良いかサポートしてくれます。カードによっては、コンシェルジュサービスがあり、お勧めスポットの紹介などもあります。

ポイントやマイルが貯まる

クレジットカードを使うだけで、5%キャッシュバックやポイント・マイルの付与があるカードもあるので、長期的にみてお得になります。

現金が急に必要なときATMで現金が引き出せる

中には逆にクレジットカードが使えないお店もあります。途上国の路面店などでは普及していません。現金が急に必要になってしまった場合でも、クレジットカードがあればATMで引き出せるので安心です。私はカジノでお金が足りなくなってよく引き出します(笑)

クレジットカードの内容を事前に確認しよう

確認ポイント①:海外旅行保険の付帯
確認ポイント②:使用上限、海外キャッシングの上限
確認ポイント③:キャッシュバックやポイントなどのサービス

クレジットカードは提供している企業によってサービスが様々です。年会費がないカードであれば上限設定が低いこともあるし、学生向けカードだとそもそも海外キャッシングが使えない場合もあります。事前にきちんと確認しましょう。カードは一枚しか持っちゃいけないルールはないので目的に合わせたカードを作っても損はしません。むしろお得です。