最新映画も絶好調!ONE PIECEワノ国編までに登場する都市のモデルはどこ?

最新映画も絶好調!ONE PIECEワノ国編までに登場する都市のモデルはどこ?

世界中で人気の漫画『ONE PIECE』は、今年7月で25周年を迎え、ついに最終章に突入しました。原作、アニメも盛り上がりをみせ、2022年8月に公開された『One Piece Film Red』は興行収入100億円突破しています。そんなワンピースには個性的な国や島が登場しますが、モデルになっている場所がいくつもあるようです。今回はワンピースのモデル地についてご紹介します。

モデルは世界中にある

One Piece Film Red』のような映画やアニメのワンピースに登場する島や都市は、もちろん架空の場所なのですが、世界中に作者公認のモデル地や似ている場所が存在します。都市そのものや文化など、参考に作られている箇所がたくさん見つかります。

単行本の人気コーナー「SBS」では、ファンからの質問に回答したり、製作秘話、裏設定など様々なことが語られたりしています。

アラバスタ

ワンピースの名シーンといえば、アラバスタ編でのビビとの別れの時、仲間の印を掲げるシーンを連想する方も多いのではないでしょうか。そんなアラバスタの街並みはエジプトやインド、人物は古代エジプトがモデルになっているようです。

特にインド北西部の青い町「ジョードプル」は漫画で描かれているシーンに似ているスポットがいくつもあります。

世界遺産メヘランガール城砦

ジョードプルは城砦都市で、メへランガール城を街のどこからでも見ることができます。切り立った岩山の上に城壁が築かれており、外見はアラバスタの首都アルバーナのようです。

ジョードプル時計台

ジョードプルの街中に一際賑わう広場があります。その中心にそびえ立つ時計台があり、

ワンピースに出てくる時計台に似ていると言われています。

バグダッド・カフェ

20巻SBSではスパイダーズカフェについて、アメリカのバグダット・カフェがモデルになっていると記載もあります。

エジプトにもアラバスタの風景と似ているスポットがあります。

レインベースカジノの建物はピラミッドのようですし、アラバスタ王国の葬祭殿は大きな円柱の柱が並んでおり、古代エジプトの神殿を思い起こさせます。

ウォーターセブン

作者公認で読者の間で最も有名なのは、造船都市・ウォーターセブンのモデル、ヴェネツィアです。町中に走っている水路をはじめ、水上を進むヴェネツィア名物のゴンドラや水上タクシーで往来する風景などはウォーターセブンと重なりますね。

リアルト橋が架かっているカナル大運河の風景

ルフィたちが街に到着し、ヤガラブルで移動するシーンを彷彿とさせます。

仮面をつけるお祭り

ウォーターセブンに近い島で仮装パーティーがあり、ウォーターセブンの街中でも仮面をつけて歩く人が大勢いました。ベネツィアで行われている仮面をつけるお祭り、「ベネツィア・カーニバル」と共通します。

造船所

ウォーターセブンは造船都市として描かれています。フランキーが大工業を学んでいた「トムズ・ワーカーズ」もウォーターセブンの造船所でした。

ヴェネツィアは12世紀頃には巨大な国立造船所が建てられていたので、共通しますね。

ドレスローザ

ワンピース ドレス ローザ 編は、スペインとイタリアのコロッセオがモデルになっているようです。スペインがモデルになったいきさつは、「ドフラミンゴというキャラクターをじっと見つめて、こいつはどこの国が似合うかな?」という考え方でスペインだと思ったからとのこと。街並みだけでなく、フラメンコ、闘牛など街の文化や料理などにもスペインの要素がたくさんあります。

バルセロナ

世界遺産に登録されているグエル公園は、モデルになっていることが72巻のSBSに書かれています。独特の建築フォルムとカラフルなモザイク柄は、人間とおもちゃが共存していた街並みに似ていますね。

コロッセオ

ドレスローザの「コリーダコロシアム」はイタリアのコロッセオがモデルになっています。

ワノ国

ワノ国編の世界観は日本がモデルになっています。富士山のような山や五重塔、桜など、日本を象徴するものがずらりと描かれています。また、ワノ国はかつて「黄金の国」と呼ばれていた時代があったことや、鎖国国家であることから、日本の歴史とも共通点があります。

名古屋城

花の京都の中心地に建つ城は、金のシャチホコがついている点やその形からも、名古屋城がモデルとなっているようです。

京都の花街

ワノ国の花の都は将軍が住み、文化も栄えており華やかです。芸者も登場していることから、京都の花街のような雰囲気もありますね。

岐阜県の白川郷

ワノ国の鈴後は「北の墓場」と呼ばれ、とても寒い気候です。合掌造りのような建物はまるで白川郷のようですね。2009年に作者の尾田先生が白川郷を訪れたということからも、建物や集落のモデルになっていそうです。