豪華キャスト陣に驚愕!『大奥』シリーズ歴代の出演女優まとめ
江戸時代、謎の疫病で男子の人口が急速に減少した日本で、社会運営の権力が男から女に移っていく様を描いた作品『大奥』。NHKや関西テレビが実写化を行ってきた、日本では定番の時代劇ですね。今年も、『大奥』2023年版が1月にスタートしており、その豪華なキャスティングに原作ファンも盛り上がっています。
さて、そんな『大奥』といえば、錚々たる顔ぶれの女優が出演してきた名作としても知られていますね。今日は、そんな『大奥』シリーズ豪華出演女優をまとめてご紹介していきます。
『大奥』シリーズとは?
『大奥』シリーズは、なんと遡ること55年前に初めて放送されているんです。当時は、中村珠緒さんや津川雅彦さんなど、現代でも名を残す名優たちが大奥 ドラマに出演していたことでも知られていましたよ。江戸時代に将軍の妻たちが居住した江戸城の女の園「大奥」を舞台に、大奥の女性たちの人間模様と時代を超えても繰り返されるドロドロした愛憎劇は大人気シリーズとなりました。徳川幕府の繁栄と落城の波乱万丈の物語を描くこの大奥 ドラマ 歴代シリーズは、日本の歴史を知る上でもとても勉強になり、エンターテイメントの枠を超えて人気を博しています。
『大奥』シリーズ歴代出演女優
それでは、これまでのドラマ 大奥 シリーズで主演を務めた女優を紹介していきます!
三益愛子(1968年)
徳川第3代将軍・家光から第15代将軍・慶喜の時代を描いたドラマ 大奥 シリーズで、三益さんは家光の乳母・春日局を演じました。大奥で圧倒的な権力を持つ女性で、当時の時代を感じる素朴な容姿で、圧巻の美を見せつけた女優さんでした。
出演作品:大奥(1968年)
1968年に関西テレビが東映とともに製作製作した連続時代劇テレビドラマ。初の「女性時代劇」であり最高視聴率30%を突破する人気シリーズとなった。
渡辺美佐子(1983年)
初代将軍・家康から第15代将軍・慶喜までの時代を描いたドラマ 大奥 シリーズで、三益さんに続き春日局を演じた渡辺美佐子さんが注目されました。美しさを全面に出した三益さんとは裏腹に、渡辺さんが演じた春日局はより謎めいた気品に満ち溢れ、女の戦いの闇が垣間見れる作品でした。
出演作品:大奥(1983年)
フジテレビ系列で1983年4月5日から1984年3月27日まで放送。1年かけて大奥の興亡を描いている作品だが、製作当時の世相を反映し明るいタッチのエピソードが多く扱われている。
菅野美穂(2003年)
第13代将軍・徳川家定の時代から、明治時代の幕開けまでを描いたドラマ 大奥 シリーズ。大奥 ドラマといったら思い浮かぶ女優の1人である、菅野美穂さんが主演されました。13代将軍・家定の正室の天璋院篤子を演じた菅野さんは、圧倒的な演技力で女の園を恐怖に陥れましたね。その他、大奥総取締役・瀧山として浅野ゆう子さん、篤子付小姓のまるとして池脇千鶴さんが出演されています。
出演作品:大奥(2003年)
2003年6月3日から8月19日まで放送。第13代将軍・徳川家定に輿入れることとなった後の天璋院、篤姫の生涯を描くドラマ。薩摩出身で豪華絢爛な大奥の世界に馴染めない篤子と大奥総取締・瀧山の対立が描かれています。
松下由樹(2004年)
第2代将軍・徳川秀忠の時代から、第3代将軍・家光の時代までを描いたドラマ 大奥 シリーズで主演したのは、松下由樹さんでした。暗く辛い過去を抱えた春日局を演じた松下さんの気迫溢れるバトルは、初期の大奥 ドラマにはなかった見応えが増していました。
出演作品:大奥〜第一章〜
2004年10月7日から12月16日まで放送。歴史的にも有名な徳川家光の乳母・春日局の過去、大奥総取締となってからの御台所との対立を描いたドラマ。
内山理名(2005年)
第5代将軍・徳川綱吉の時代が舞台となったドラマ 大奥 シリーズで、主演は内山理名さんでした。大奥 ドラマシリーズ最大のスケールともいわれる豪勢なセットとキャスティングが話題となりましたね。内山さんが演じたのは、夫と強引に離縁させられ綱吉の側室となる女性・安子。ドロドロした人間関係を描いたストーリーも注目されました。
出演作品:大奥〜華の乱〜
2005年10月13日から12月22日まで放送。大奥の最盛期でもある元禄期を扱った作品であり、将軍の正室と側室の権力争いが描かれる作品。前作以上にどろどろとした女同士の修羅場が繰り広げられる。
深田恭子(2006年)
第6代将軍・徳川家宣の時代を舞台に描かれた大奥 ドラマ『大奥スペシャル~もうひとつの物語~』では、深田恭子さんが貧しい武家の娘・おまんを演じました。大奥を少し違った視点からとらえた物語に、時代劇のイメージがない深田さんを起用した作品ということで、新鮮味を感じた視聴者が多かったようです。
出演作品:大奥スペシャル〜もうひとつの物語
2006年12月29日に放送。映画版『大奥』の約3年前の時代を描くスピンオフドラマで、大奥に奉公に上がることとなった武家の娘・ゆき(おまん)の物語。
沢尻エリカ(2016年)
第11代将軍・徳川家斉の時代を描いたドラマ 大奥 シリーズでは、沢尻エリカさんがお美代を演じました。復讐のために大奥に入ったお美代の圧巻の美貌に、大奥 ドラマの視聴率が跳ね上がったとも言われています。実はフランスと日本のハーフという沢尻さんですが、着物がとても似合っており、和風美女の貫禄を見せつけましたね。
出演作品:大奥「第一部〜最凶の女〜」/「第二部〜悲劇の姉妹〜」
2016年1月22日、1月29日に放送。江戸幕府の第十一代将軍・徳川家斉の側室であるお美代と、架空の人物梅を沢尻エリカが一人二役で演じたドラマ。
木村文乃(2019年)
第8代将軍・徳川吉宗の時代が舞台となった最終章で、吉宗の側室を演じたのは木村文乃さん。木村さんの主張を抑えた演技が光り、吉宗を献身的に支える姿が共感を呼びました。
出演作品:大奥 最終章
2019年3月25日に放送。徳川第8代将軍・徳川吉宗と将軍を精神的に支え続けた側室・久免の半生を描いたドラマ。
ドラマ 大奥 2023年版の主要キャスト
さて、ここからはドラマ 大奥 2023年版のキャストと番組情報をご紹介していきます。大奥 ドラマ2023年版はNHK放送ということで、これまでのドラマ 大奥 シリーズとはまた違った角度からの物語となっていくでしょう。これまでの実写化作品では描かれなかった部分まで、歴史を知ることのできる大奥 ドラマ作品となっています。
ドラマ 大奥 2023年版とは?
ドラマ 大奥 シリーズの最新シリーズとなる『大奥』2023年版はよしながふみによる漫画『大奥』を原作とした大政奉還に至るまでの過程を描く物語です。上記でご紹介したこれまでのテレビシリーズとは異なり、これは「もしも男女の役割が逆転していたら?」との発想のもと描かれる男女逆転大奥を舞台にしたフィクション作品です。つまり、将軍が女性ということになります。史実とは異なるものの、男女逆転した状態を歴史に基づいて描くこの作品は大人気を博し、既に実写映画化もされてきました。それでは、今回の作品で女将軍役を務めるのは誰なのでしょうか?ご紹介していきます!
冨永愛
8代将軍・徳川吉宗。肝の据わった聡明な女性ということで、冨永愛さんのイメージにぴたりとハマる配役となりました。男性関係にも奔放で、強い女を思い切り演じる富永さんの迫力ある演技にも注目です!
堀田真由
徳川家光の娘・千恵。家光が亡くなり、その死を偽装するために彼の身代わりとして生きることになります。暴行被害、死産など数々のトラウマから、歪んだ性格へと変わっていく難しい役どころです。
仲里依紗
5代将軍・徳川綱吉。堀田さん演じる家光(千恵)の娘にあたります。自身にも一人娘がおり溺愛しますが、その娘に先立たれ精神のバランスを崩していくことに。
まとめ
歴史の深い『大奥』シリーズ、錚々たる顔ぶれが歴史上の人物を熱演してきましたね。中には大奥のイメージが根付いてしまい、どんな役を演じても女の根底に眠る脅威を感じさせるほどの名優さんもいました。『大奥』2023年版はまだまだ続いていきます。見逃し配信などを活用して、ぜひ全話お楽しみくださいね!